書籍情報&レビュー
この本の基本情報
タイトル:Big Hair Day
YL:1.0
語数:2,701
パパわんおすすめ度:
パパわん的ジャンル:コメディ・ロマンス
シリーズ:Cambridge English Readers Starter (CER0)
著者:Margaret Johnson
出版社設定ジャンル:Romance
英語:イギリス英語
朗読:あり(無料ダウンロード可)
舞台:イギリス(ノーフォーク州ノリッジ)
現行の表紙を見ると、トラブルで髪の毛がとんでもないことになっているような話かな?と思ってしまいますが、お話の中身はちょっと違います!
なので表紙を見て敬遠している人はぜひ手にとって読んでみてほしいです。
あらすじ
「映画に出れるわ!」
Sophiaは叫んだ。
「しかもFabio Facelliと一緒に。Fabioの映画って大好き!」
Sophiaの一日は最悪のスタートだったが、「Mr Sit Down」と出会い状況は変わり始める。
書籍の裏表紙の紹介を要約してみました。
ざっくりレビュー
登場人物は主人公のSophia Reymonds、映画スターのFabio Facelli、そして警察官のGeorge Cooperの3人です。
Sophiaはエキストラとして、大好きなFabioの映画に出演できることになりました。彼女は映画の撮影が行われるNorwich(ノリッジ、ノーフォークの州都)に到着し、撮影場所のChapelfield Parkに向かうのですが、その道中で数々のトラブルに見舞われ、そのたびに交番の警察官であるGeorgeに相談することになります。
短いお話の中で、徐々にGeorgeと親しくなっていく様子や、憧れの映画スターであったはずのFabioと実際に会ってみると映画で見ていた印象と違っていて、心が揺れ動くさまなどがしっかりと描かれています。そしてちょっと急ですが爽やかなラストシーンで読後感もとても良い感じです。
個人的には、タイトルのBig Hairになるシーンもありますが、あまり生かされていなかったのがちょっと残念ですね。
レビュー内容
英語多読にプラスアルファの情報
ピックアップ表現
‘I’m PC George Cooper,’ he tells the boy.
本文より
これはGeorgeが初めて自分の名前を言うシーンなのですが、何も解説もなく”PC”という表現が出てきています。
おそらく”Police Constable”の略で、日本語で言う「巡査」のことを指しています。
[https://eow.alc.co.jp/search?q=police+constable]
GRはイギリスの出版社から出ているものが多く、イギリス英語の本が多いですが、本書もイギリスを舞台に書かれています。
そしてイギリスのGRでは刑事物が多く書かれていますが、警察官の職務に関する単語が様々使われていて、いったい誰が偉い人なんだろう?となってしまうことがあります。
このあたりはまた別の本でも登場するので、まとめてみたいと思います。
タイトルのBig Hairとは
本の中でも少し書かれていますが、1960年台に「盛り髪」ブームがあったんですね!
[https://flashbak.com/women-big-hair-1960s-56957/]
[http://karapaia.com/archives/52250607.html]
古い映画などでで盛り髪の女性が出てきたら、1960年台を舞台にしているんだなーと思えば良さそうです。
朗読(オーディオ)のレビュー
明るい声の女性が朗読されています。音質もクリアでスピードも速くないので、本と一緒に聴いてみるのも、オーディオだけ聴くのもおすすめです。
ちなみにテーマ曲が壮大で、短調で始まり長調で終わるのが結構おしゃれです。
CERの朗読音声は現在無料でダウンロードすることが可能です!
詳しくは下の記事をご覧ください。
[https://papa-wanwan.com/cambridge-english-readers-audio-recordings/]
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